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フルリノベーションでここまでできる!新栄団地ケーススタディハウス(空間を彩る「色」の活用術)

Vol.10

リノベーションの醍醐味は、単に設備を新しくするだけでなく、住まう人の理想を形にできる自由度にあります。新栄団地のケーススタディハウスでは、その可能性を広げるべく、さまざまなアプローチを試みました。その一つが、大胆なカラーリングです。壁面という大きな面積に色を配することで、空間に心地よい温もりと遊び心を加えました。今回は、このケーススタディハウスを参考に、空間を彩る「色」の活用術を探っていきましょう。

色を楽しむなら塗装仕上げがおすすめ

近年、色を上手に取り入れた住まいが増えています。なかでも、光を柔らかく拡散させる塗装仕上げは、室内に奥行きのある表情を生み出すことから人気を集めています。さらに、下地のテクスチャーや既存の凹凸も素材の味わいとして活かせるため、築年数を経た団地リノベーションとも相性は抜群です。

また、塗装はセルフメンテナンスのしやすさも大きな魅力。万が一、汚れや傷がついても手軽に補修できるだけでなく、暮らしの変化や気分に応じて色を塗り重ねることができます。その時々の暮らしに彩りを添える塗装には、住まいを自分好みに育てていくような、プロセスを味わう楽しさが詰まっているのです。

アクセントウォールで空間にメリハリを

ただし、色の使いすぎには注意しましょう。多色使いは空間が散漫な印象になり、時には圧迫感を与えてしまうこともあります。バランスよく色を取り入れるには、ケーススタディハウスのように壁の一部を塗り分ける「アクセントウォール」がおすすめです。

ケーススタディハウスのリビングは、リラックス効果の高いライトグレーの壁面で構成し、ダイニング側に差し色となる爽やかなブルーを配しました。寝室や廊下にも空間を明るく彩るグリーンを選んでいます。特に、玄関正面の壁をアクセントウォールとすることで、訪れたゲストが空間に心地よいメリハリと奥行きを感じられる仕掛けに。加えて、リビングの梁は壁よりワントーン濃いグレーで塗り分け、団地特有の構造をあえてデザインとして活かす工夫も施しました。

また、アクセントウォールはゾーニングの役割も果たします。たとえば、リビングの一角にワークスペースを設ける際、物理的な間仕切りを設けずとも、壁の色を塗り分けることで視覚的に空間を分けることができます。明確な目的に合わせて適した色を選ぶと、暮らしの中での気分を緩やかに切り替えるきっかけにもなります。

巧みな色使いで暮らしをアップデート

もう一つ、色には照明による演出効果を最大限に引き出す魅力があります。特に深みのある色調やマットな質感の壁は、光の当たり方によって繊細な陰影を刻み、空間をドラマチックに演出します。たとえば、グレー系の壁面は、わずかな光の強弱を捉え、部屋に美しい立体感と奥行きをもたらします。昼間の豊かな自然光から、夜の柔らかな灯りへ。刻々と移ろう壁の表情が、一日の暮らしを豊かに彩ります。

最後に、実際に色を選ぶ際のコツをお伝えしましょう。色には、面積が大きくなるほど、明るい色はより明るく鮮やかに、暗い色はより暗く重厚に見える、「面積効果」という特性があります。「想像より派手だった」と後悔しないためにも、なるべく大きな見本帳で色を確認し、希望の色味よりも少し彩度や明度を抑えた落ち着いたトーンを選ぶといいでしょう。それでも不安な場合は、押し入れの中やトイレなどの小さなスペースから取り入れてみるのも一つの手です。

今回はケーススタディハウスを例に色の取り入れ方をご紹介しましたが、壁紙やカーテン、家具、アートなどでも色を楽しむことはできます。インテリアに色を加えることで、自然と気分も高まります。団地リノベーションを検討されている方は、間取りや設備だけでなく、ぜひ色による変化も楽しんでみてください。

【ケーススタディハウスの物件概要】

間取り:51.42㎡ 1LDK

建築:1974 年

建築構造:鉄筋コンクリート5 階建2 階部分

総戸数:1586戸(20戸/棟)

最寄駅:埼玉高速鉄道 戸塚安行駅 徒歩20 分

東武伊勢崎線 新田駅:バス13 分

住所:埼玉県草加市新栄4丁目1000 新栄団地1-1-202号

備考:ペット飼育不可

大規模修繕済(2018年末完了)

雑排水管取替済・二重サッシ交換済(2015年末完了)

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(アクセス情報)
埼玉高速鉄道 戸塚安行駅 徒歩20分
東武伊勢崎線 新田駅 バス13分
旭バス 新田駅東口より乗車『新栄団地』下車
※ 駐車場はありません
物件︎埼玉県草加市新栄4丁目1000新栄団地1-1-202号

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